「もう悩まなくて大丈夫」ひとりひとりに合わせたケアでご利用者とご家族の人生をもっと豊かに前向きに
こんにちは。自閉症専用「シェアハウス Pila」のホームページにお越しくださり、ありがとうございます。シェアハウスPilaは、重度の知的障がいのある自閉症の方々を対象としたシェアハウスです。24時間体制で専門スタッフが常駐し、自閉症に特化した支援を提供しています。
お問い合わせはこちら
自閉症のお子さまと生きるあなたへ
「シェアハウスの利用は難しい」と諦めないでください
「どのシェアハウスからも断られてしまって受け入れ先が見つからない」「つきっきりでケアをしていて何年も自分のことが後回しになっている」そんなつらい悩みを抱えてきた保護者の皆さまにとって、当シェアハウスは言わば"駆け込み寺"です。
強度行動障害があっても受け入れ可能
強度行動障害(自傷、他害、破壊行動など)の状態になっている方でも、受け入れを行なっていますので「どうせ断られてしまうのかな」とご不安をお持ちの方も、まずはご相談ください。
よくある保護者様のお悩み
受け入れ先が見つからない
状態が重く受け入れ先が見つからない、問題行動を起こして退所せざるをえなくなった、シェアハウスを転々としていて行き場がないなど、多くの方が受け入れ先に悩んでいます。
介護の負担が大きい
24時間つきっきりで、自由な時間や夫婦の時間がとれない、睡眠が乱れる日は朝方まで付き添いが必要で、精神的・体力的な負担が大きいといったご家族の負担が深刻です。
将来への不安
いつか自分がいなくなったら我が子は暮らしていけるのだろうかと不安になる、自宅でパニック・自傷行為を起こしてしまってどうしていいかわからないなど、将来への不安を抱える方が多くいらっしゃいます。
シェアハウス Pilaの3つの支援方法
個別カスタマイズ
おひとりおひとりの状態・特性によって支援内容をカスタマイズします。「自閉症」と一括りにせず、個人の特性に合わせた支援を提供します。
科学的根拠のある支援
外部のコンサルタントからアメリカの最先端の研究知識を取り入れ、科学的根拠のある手法でアプローチします。状態改善ではなく、自立スキルの習得を目指します。
一貫したケア
生活介護事業所Kaiと連携し、ひと続きのケアを提供します。生活介護で培ったスキルをシェアハウスで実践する立体的なトレーニングが可能です。
わたしたちの願いは、利用者・保護者のみなさまに心から喜んでいただき、ストレスなく穏やかに暮らしていただくこと。安心してお過ごしいただけるよう、さまざまな工夫を凝らしています。
シェアハウス Pilaができるまで
シェアハウス環境が合わないと、状態が悪化するという事実
数年前、秋田県内の入所シェアハウスに勤務していたとき、ひとりの自閉症を持った方と出会いました。その方は、入所シェアハウスでの暮らしを続ける中で、行動障がいが強く出るようになり、最終的に受け入れ拒否というかたちでシェアハウスを出ていくことになってしまいました。
保護者の方は24時間体制で子どもを見なくてはならなくなり、お仕事を辞めざるを得ず、心身ともに限界を迎えてしまいました。そんな姿を見て、自閉症特化型の支援シェアハウスが絶対に必要だと確信しました。
3年かけて設立した、こだわりのシェアハウス
「息子が安心して暮らせる場所を作ってほしい」という70代の母親からのリクエストを受け、3年以上の準備期間をかけてシェアハウスPilaを設立しました。
静けさ・利便性のバランスがとれた理想的な土地を探し、自閉症の特性に合った住居の間取りを考案。建築しながら、スタッフの教育を進めました。
実際に、入居後、主治医が驚くほどの状態改善を達成された方もいらっしゃいます。シェアハウスPilaで暮らすことで、ただ毎日を安全に暮らせるだけでなく、自立のためのスキルを得られます。
お問い合わせはこちら
状態が悪化しているように思えても、悩まないで
当シェアハウスに相談に来られる皆さまが、口を揃えておっしゃることがあります。「うちの子の状態は、悪化傾向にあります。正直、シェアハウスには入れないと思っています…」
もし、今あなたも同じような不安を抱えていらっしゃったとしたら、何も心配はありません。たしかに、状態が悪くなっていくのを間近で見ていると、このままどんどん悪い方へ進行していくと考えてしまいますよね。
しかし、わたしはこれまで100名以上の支援に携わってきた経験から確信しています。一度状態が悪くなったからと言って、必ずしも悪化の一途をたどるわけではありません。適切な環境を整えることができれば、状態は必ず良いほうへと向かっていきます。
「シェアハウス Pila」の3つのお約束
1
一人一人の障がい特性に合わせて個別支援を組み立てます
専用の検査キットを用いておひとりおひとりの行動特性や情報の受け取り方の特徴を丁寧に見極め、最適なケアを提供します。文字、イラスト、写真など、その方にとって一番わかりやすい方法で情報を伝えます。
2
「マイナスからプラスへ」とスキルアップを支援します
自閉症によって起こるさまざまな行動障がいを「マイナス」だとするのであれば、それを「ゼロ」へ持っていくだけでなく、「プラス」へと好転させることを目指します。問題行動は本人の困りごとを知らせるための行動だと捉え、環境を変えていくことで支援します。
3
保護者さまの人生を、豊かにします
「初めて夫婦で1泊2日の温泉旅行ができた」「子離れができて、自分の趣味に取り組めるようになった」など、保護者さまの人生も豊かになります。お子さまの人生だけでなく、ご自身の人生も大切にしてほしいと思っています。
利用者さまの声
Aさん「息子はシェアハウスに行くことを楽しみにしています」
以前は他者に対して叩く、触るなどの不適切な行動が頻繁に見られ、事業所から利用を断られてしまいました。自宅でも家族に暴力をふるうことが頻繁にあり、将来の行き先について不安を抱えていました。
Kai(生活介護事業所)に通ってからは、息子の特性に合った個別支援を考えて頂き、今では不適切な行動もほとんど見られなくなりました。息子はシェアハウスに持っていく本を自宅で選ぶなど、シェアハウスに行くことを楽しみにしています。
今までは、いつ不適切な行動を起こしてしまうか分からない息子をいつでも追いかけられるように、動きやすい服装ばかり着ていましたが、今ではワイドパンツやスカートなどお洒落も楽しめるようになりました。
「シェアハウス Pila」が選ばれる理由
24時間365日のケアを提供
5名の利用者様に対して少なくとも3名のスタッフが常駐し、利用者さまの見守り・支援を行なっています。24時間365日万全なサポート体制を整えていますので、保護者の方の手から完全に離れても、安心して暮らして頂くことが可能です。
一貫した支援を受けられる
生活介護事業所とご家族と連携して一貫したサポートを行います。日中の活動場所と居住場所ごとに支援の方針や手法が違うと混乱しますが、弊社では生活介護事業所とシェアハウスが連携し、変化による混乱を最小限に抑えています。
自宅と同じようなスケジュールで暮らせる
一人一人の利用者様のご自宅での暮らし方を詳しくヒアリング。ご自宅の暮らしの延長線上でなるべくストレスのない暮らしができるよう、個々にシェアハウスでのスケジュールを組みます。
アメリカの最先端の手法を取り入れています
米国ノースカロライナ州で実施されている自閉症支援プログラム「TEACCH」や、絵カードを用いてコミュニケーションを取れるようにする「PECS(絵カードコミュニケーションシステム)」など、最先端の自閉症支援の手法を取り入れています。
科学的根拠のある手法で、効果的にコミュニケーションスキルを伸ばせます。これらの手法を用いることで、利用者様の自立を促進し、より豊かな生活を送れるようサポートしています。
お問い合わせはこちら
シェアハウスでの一日のスケジュール例
1
7:20 起床、トイレ
朝の支度を始めます。できることは自分で行います。
2
7:30 検温、朝食、服薬、歯磨き
スタッフが「おはようございます」と声をかけた後は、お一人で静かに食事を召し上がります。
3
9:20 着替え、髭剃り
布団を直すなど小さなことでもご自身でできることはやっていただきます。自立スキルを身に着けるため、一人ではできないところのみ支援員が介入します。
4
10:00 外出
支援員と一緒に床屋に行ったり、スーパーで昼食を選んで購入したりします。
5
13:20 外出・余暇活動
午後は、ご本人のご希望に出来る限りお応えする形で、好きな場所に出かけます。
シェアハウスの特徴
全室鍵付き個室
利用者様のプライバシーを尊重し、全てのお部屋に鍵を設置しています。支援者が外から鍵をかけて閉じ込めることはなく、利用者様が自由に内側から鍵をかけられます。
防音設計
自閉症の特性の一つである「感覚の特異性」に配慮し、各部屋の間隔を開け、壁を防音仕様にしています。他の利用者さんの生活音などにストレスを抱えることなく過ごせます。
安全な窓設計
自閉症の特性の一つ「衝動性」に配慮し、館内すべての窓を全開にならない仕様にしました。安全を確保しながら、日光や風をお部屋に取り込むことができます。
料金・よくある質問
料金
家賃:43,000円/月
共益費:3,000円/月
※電気代・お食事代別途請求
現在入居されているAさんの場合、8月の利用料は合計69,800円でした。
よくある質問
Q.今後、新たにシェアハウスを開設する予定がありますか?
A.今後、2号店、3号店の開所に向けて準備をしていきます。土地及び物件の準備に3年くらいの期間を有する予定です。
Q.入居対象者は?
A.弊社は、自閉症特化型として生活介護事業所を運営している関係上、基本的に自閉症スペクトラムをお持ちの方が利用対象となります。
お問い合わせはこちら
お電話でのお問い合わせ
最後に
ここまで読んでくださり、本当にありがとうございます。あらためまして、代表の佐藤宏満です。
「シェアハウス Pila」は、2022年の7月に、自閉症専用シェアハウスとしてスタートしました。障がい福祉分野の現場で12年間勤務する中で、保護者の方々から多くの切実なお悩みを耳にしてきました。
シェアハウス名の「Pila」は、スペイン語で「積み重ね」という意味の単語。シェアハウスでさまざま成功体験を積み上げ、可能な限りの自立を叶えてほしい。そんな思いを込めて、名付けました。
今、行き詰まった気持ちを抱えていらっしゃるとしたら、ぜひ一度、ご相談ください。安心して暮らせる未来のために、今日からできることを、一緒に考えていきましょう。
お問い合わせはこちら